どうして男の子は好きな女の子をいじめるの? ~『そんな彼なら捨てちゃえば?』

 原題の方がもっと辛辣。He's just not that into you. (彼はあなたに気がないってだけ)。

 書籍「ルールズ」でも知られたとおり、女というのは男が電話をくれなかったり週末会おうとしなかったりセックスのあとあわててすぐ帰っちゃったり髪型を変えても気がつかなかったりしたとき、「彼は忙しいだけなのよ」と思いたがる。男というのは女と違って、欲しいものはほしいということをおさえる、というように教育されていないから、欲しい時は一直線に(だからタイプじゃない男だと迷惑)迫ってくるので、そうじゃないときは気がない、と。

 では、なぜ、女は男の行動を曲解したがるのか? 映画の中では、小さな頃の、母親による罪深き洗脳の一言を指摘する。

「〇〇君があなたをいじめるのはね、本当はあなたのことが好きだからなのよ」

 そっかー。突然現れるお花畑。昔ドリフのコントに出てた桜田淳子みたいに、女の子の目がキラキラし始めるときだ。

 さてさて、じゃ、男の子はどうして、そんなに小さなうちから、好きな女の子をいじめ始めるんだい? 

 ……恐るべき答えが出てしまったよ。

 それは、その相手の女の子が、彼のニーズを満たさないから。
 自分を満足させない、ということが、いじめる理由になっちゃうって、す、すごい。。。
(どうすれば自分を満足させるかもわからないうちから!)

 このわがままさは男のものだけではない。女が片思いで「あの人が電話くれない、あの人がどこにも連れて行ってくれない」となげくときは、女も、「男が自分のニーズを満たしてくれない」と文句をいっている。
 
 恋愛ってそういうものなんですか? 大反省。

 キャストがこのいたたな教訓を学ぶためのベスト・メンバーという感じで、ジェニファー・アニストン、ベン・アフレック、ドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソンなど、私生活で映画を見てはいけないのだろうが、なんとなくいたたなメンツが勢ぞろい。

 そして、さんざん痛い思いをさせられた後に、やっぱり「彼はあなたに気がないだけ」じゃないんじゃないんか、って思わせられてしまう罪作りな映画(笑)。そこにはやっぱりお互いが抱えている課題があり、恋愛はそれを解決することを目に見える形で見せつけられているだけなのね。

http://wwws.warnerbros.co.jp/hesjustnotthatintoyou/
 
2009.8.1公開
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by ropponguimovie | 2009-07-01 10:54
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