『ローレライ』

 見終わって、困った。いったいこの映画をどう語れよ、と? いや、「語れ」と悪びれもせず問うてくることが悪い冗談ではないかと? あ、問うてなんかいない? 見て、お金落とせばいい?

 アー男は女をまた物だと思っている。うんこもおしっこも血も涙も流さない生き物だと思っている。いくらなんでも、いったいどうしてこんな状況、フィクションにすらならないでしょ。超能力のある少女を潜水艦の一室に閉じ込めて、誰にもばれないって、あなた…。
 そのうえ、みんなにばれた後も、男たちが、キッチンでアイスクリームなんか作って介抱しちゃって、あなた…。

 横須賀沖で漁船と潜水艦が衝突した事故のときに報道されていたのだが、潜水艦でいちばん特徴的なのは、館内の「におい」だという。密室化した室内はただでさえ空気がこもり、そこにむくつけき乗組員たちが乗り込むのだから、彼らのにおいがしみつくというのだという。
 そのなかの一室で、新潟少女監禁事件みたいなことが起こってるんですよ。感づかないわけないじゃない。え? あの母親みたいに否認したの? うーむ、そんな根性があるぐらいなら、逆にさっさと感づいてレイプしたと思うね私は。 あの母親は息子より力が弱かったから否認したんでしょ。 この中にいた男たちは、娘より全員優位な立場にいるのだ。
 というか、女に恋する男もいれば、レイプしようとする男もいる、そういうキャラの違いが出てきてドラマが成立するんじゃないの。みんなで一丸となって介抱しちゃって、ばかみたい。

 ようするに、『マッハ!』以上に

 あ り え ね ー

 映画なのでした。
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by ropponguimovie | 2005-03-24 23:21
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