『花と蛇2 パリ/静子』

 この投稿は、映画を見ての感想ではありません。前作の『花と蛇』は見ていますが、続編にあたるこの作品は見ていないのです。しかし、「どうして見に行かなかったのか?」ということに大事な理由があると思うので、書いておきます。

 高校生の頃かなあ。私は「何が間違っても、自分はAV女優だけは絶対にならない!」と思っていた。自分がモラルがあるからでも、AVじゃない女優になりたかったからでもありません。もっと情けなく、いじましい理由です。

 「もしAV界に入ったとしたら、当然そこでも競争がある。AVに出て、脱いで、それでも自分のハダカが売れなかったらさぞかしミジメだろう。もしも売上3番になっても、1番2番がいるうちは悔しくてたまらないだろう。1番になっても、後から若い子が出てきて追い抜かれたら悔しくてたまらないだろう。そういうわけで、AV女優になったらつらいことの方が多いから、AV女優にはならない」と、当時の私はまじめに思っていたのでした。
 他人にハダカを見せたりセックスを見せるつらさより、他人から評価されないつらさの方をリアルに感じていた私…ほんとにあの頃、「私はヘンだ」と気がついてつけるクスリがあったらねー。

 「花と蛇2」の企画が進んでいるという話を聞いて、でも、私はそのことを思い出してしまったのです。もしも女優に「1」と同じ美しさが保たれていたとしても、2番だしは1番だしより目新しくない分、価値が下がるもの。物語の展開はもう決まっているわけだし、そうすると、「1」以上の過激さで見せていくしかない。

 それでも、杉本彩は杉本彩。私とは違う(笑)。「2」ができたときいて、やっぱり気になります。見たいと思わせる、そこがすごいです(尊敬)。手帳に試写に行く予定も入れてありました。
 ただ、他の仕事が忙しくて、どうしても見る映画をしぼらなければいけなかったときに、「花と蛇2」はその選別を突破することはできなかったのです。杉本彩のハダカ(及びSMシーン)は、仕事の忙しさの前に負けてしまったのです。私が杉本彩っったら、この話を聞いてものすごくつらいんじゃないかと思いました。
 別に杉本彩が悪いんじゃないけど、やっぱり、ストーリーの面白い映画という点で選別したときに、『花と蛇2』は残らなかった。

 いくつか感想がWEB上に出始めていますが、映画の内容は、どうも私の予想したとおりであるようです。できたら、『3』はやらないでほしいなあ。『ガチンコ・ファイトクラブ』みたいに、あきらかに飽きられてから終わるのではなくて、今のうちに幕をひいてほしい。
 
[PR]
by ropponguimovie | 2005-05-18 22:16
<< 『バットマン・ビギンズ』 『ライディング・ジャイアンツ』 >>