『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』

 上映前に資料を読まずに映画が始まってしまったので、フィクションなのかノンフィクションなのか、ドキュメンタリーなのか劇映画なのか、全然わからなくて面くらい、そのどこにいるのかわからない感じがかえって心地よかった。ドキュメンタリーと劇映画の境目をぼかす描き方はこの映画だけでなくすっかり定着した21世紀型の映像芸術ともいえるし、現実世界でもその境目がなくなってきたといえるし、人々が2つを分けるパラダイムを破棄し始めた、ともいえる。

 それにしても…ジョナサン・リース・マイヤーズ(最近すっかりたるんでる、たぶん、すごい酒量だと思う)のデビュー時もぶっとぶ美青年ぶりだ。しかも双子だ。おまけに結合体双生児だ。幸運と不運が強烈に同居している。

 イギリスというのは世界でもっとも同性愛を許容しない文化の一つだと思うが、そのイギリスからこうも次から次へと「美しい男」が生まれ出でてくるのが面白い。もしかして、トランスジェンダーへの非寛容は、万に一つ、かえってその高いハードルを越えて生まれてくる美男子を生み出すための土壌なのだろうか。

 今資料を整理していたら、「ザ・バンバン 未発表オリジナルアルバムリリース決定」というチラシが挟み込まれていた。実在したのか? ザ・バンバン。いやいや、信じないぞ、と思わせてしまうほど、よくできた、美しくて悲しいお話である。

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by ropponguimovie | 2006-10-22 17:28 |
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