今週、いちばん癒せる映画! vol.35 『ブラック・スネーク・モーン』(9/1 公開)



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今週、いちばん癒せる映画! vol.35 『ブラック・スネーク・モーン』(9/1 公開)

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「この映画は癒される!」という視点に絞って1本を紹介するマガジンです。


 発行が遅れてしまい、申し訳ありません。
 今週の1本は、サミュエル・L・ジャクソンとクリスティーナ・リッチ主演の
『ブラック・スネーク・モーン』です。


 タイトル(もしくは宣伝)が、映画がもつ「だまし」の一翼をになっている映画、
というのがあります。
「まるでこの人が犯人」というように思わせておいて、別の人が犯人であったり、
中には「まるで男女のラブロマンス」のように思わせておいて、見てみると政治的メッセージが
がんがんに伝わってくる、テーマまで違う映画であったり。


 今週紹介する『ブラック・スネーク・モーン』もそんな映画の一つ。
 なにしろ、ポスターがなあ・・・。
 サミュエル・L・ジャクソンにしばられた金髪美女(クリスティーナ・リッチ)が挑発的な
視線をこちらに向ける姿は、愛に不器用な男による「完全な飼育」、もしくは
「キング・コング」を思わせます。
(町山智弘さんによると、「キングコング」って、黒人奴隷のメタファーだそうですね。
 ここにサミュエル=黒人、クリスティーナ=白人、って図式が入ってきちゃうから
 私たちの脳みそが、ある種の「よけいなストーリー」を想像しちゃうんですよね)


 ↑で、この「よけいなストーリー」を観客に想像させておいて、ぜーんぶ壊す、
というのが、『ハッスル・アンド・フロウ』のクレイグ・ブリュワー監督の狙いのようです。


 キリスト教という特定の宗教に裏打ちされたものではありますが、非常に深い
赦しと再生の物語となっています。


 ポスターだけ見ると、サミュエル・L・ジャクソンは、クリスティーナ・リッチと恋愛関係に
なるように見えるんですが、そうではないんですね。サミュエルの役割は、
子供のときのトラウマに起因してセックス依存症をさまようクリスティーナの完全な「援助者」。
ふたりの人生は、クリスティーナが傷ついて彼のところに転がり込むはめになったとき、
交差点のように、ほんの少し重なるだけ。彼らは「共に歩む」関係にはなりません。


 でももちろん、この、「ほんの少しの重なり」が、彼らの人生に決定的な影響を与える
わけですね。


 さて、現実の人生に立ち返ってみて、こういう、「ほんの少しの重なり」って、あまり
人生に大きな影響を与えないことが多いですね(笑)。私たちの前にクリスティーナが
現れたとき、私たちはこんなに深くコミットしないし、その結果自分の人生も変わらない。


 でも、自分の人生を変えようと思ったら、自分の人生を変える機会を探すのでなく、
向こうからやってくるクリスティーナにどういうふうに関わるか、なんだなーと、
この映画を見てしみじみ思ってしまったのでした。


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「今週 いちばん癒せる映画」!」 vol.35   発行70部
出典を明らかにしていただければ、無断転載は可能です。
2007.9.2  発行
発行人・石塚とも
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by ropponguimovie | 2007-09-02 09:08 |
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