ある愛の風景

 『しあわせな孤独』のデンマークの女性監督、スザンネ・ビア監督の作品なのですが、公開が遅かった気がするなあ。今ごろ「アルカイダにヘリコプターが打ち落とされる国連軍エリートの夫」を描いても、ずれてる気がしてしまいますが…。

 美しい妻と娘、国連軍人(とても名誉ある仕事、というニュアンスなんだろう)というキャリア、すべてがそろっていた夫が、アフガニスタンに派遣される。軍人といっても前線の泥臭い仕事とは無縁だった彼にとって、そこで待っていたのはあまりに過酷な体験だった。 幸運にも彼は帰国するが、その過酷な体験を、彼のまったく違う人間に変えてしまった。やさしく温厚で軍人の鑑みたいだった男が、悪夢にさいなまれ、気がすさみ、妻と弟との浮気を疑い、そしてそれは事実になってしまう…。

 うーーーん、どうしても「今頃気がついたの?」って書きたくなってしまうんだよねー。彼が経験するのは、軍人としては当たり前のことなのに。それを知らないで軍隊に入ってしまった、ということ?
 でもきっと多くの軍人はそうなのかもしれない。っていうか、そうじゃないと軍隊なんか入れない? っていうか、両方の世界を知れた彼だからこそ、このようなドラマの主人公になれる?(軍人は「絶対死なない軍人」と「死ぬために雇われた軍人」に分かれている。昔はそうでもなかったみたいだけど)。
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by ropponguimovie | 2008-02-11 17:10 |
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