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by ropponguimovie | 2009-11-09 21:09

どうして男の子は好きな女の子をいじめるの? ~『そんな彼なら捨てちゃえば?』

 原題の方がもっと辛辣。He's just not that into you. (彼はあなたに気がないってだけ)。

 書籍「ルールズ」でも知られたとおり、女というのは男が電話をくれなかったり週末会おうとしなかったりセックスのあとあわててすぐ帰っちゃったり髪型を変えても気がつかなかったりしたとき、「彼は忙しいだけなのよ」と思いたがる。男というのは女と違って、欲しいものはほしいということをおさえる、というように教育されていないから、欲しい時は一直線に(だからタイプじゃない男だと迷惑)迫ってくるので、そうじゃないときは気がない、と。

 では、なぜ、女は男の行動を曲解したがるのか? 映画の中では、小さな頃の、母親による罪深き洗脳の一言を指摘する。

「〇〇君があなたをいじめるのはね、本当はあなたのことが好きだからなのよ」

 そっかー。突然現れるお花畑。昔ドリフのコントに出てた桜田淳子みたいに、女の子の目がキラキラし始めるときだ。

 さてさて、じゃ、男の子はどうして、そんなに小さなうちから、好きな女の子をいじめ始めるんだい? 

 ……恐るべき答えが出てしまったよ。

 それは、その相手の女の子が、彼のニーズを満たさないから。
 自分を満足させない、ということが、いじめる理由になっちゃうって、す、すごい。。。
(どうすれば自分を満足させるかもわからないうちから!)

 このわがままさは男のものだけではない。女が片思いで「あの人が電話くれない、あの人がどこにも連れて行ってくれない」となげくときは、女も、「男が自分のニーズを満たしてくれない」と文句をいっている。
 
 恋愛ってそういうものなんですか? 大反省。

 キャストがこのいたたな教訓を学ぶためのベスト・メンバーという感じで、ジェニファー・アニストン、ベン・アフレック、ドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソンなど、私生活で映画を見てはいけないのだろうが、なんとなくいたたなメンツが勢ぞろい。

 そして、さんざん痛い思いをさせられた後に、やっぱり「彼はあなたに気がないだけ」じゃないんじゃないんか、って思わせられてしまう罪作りな映画(笑)。そこにはやっぱりお互いが抱えている課題があり、恋愛はそれを解決することを目に見える形で見せつけられているだけなのね。

http://wwws.warnerbros.co.jp/hesjustnotthatintoyou/
 
2009.8.1公開
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by ropponguimovie | 2009-07-01 10:54

『キャデラック・レコード』

 この映画を見たのはマイケル・ジャクソンの訃報の数日前。そして、映画のタイトルにあるアメリカン・ドリームな車『キャデラック』がこんなことになると、映画の製作中には想像されていただろうか。

http://www.sonypictures.jp/movies/cadillacrecords/

 黒人をアフリカから連れてきたときから、すでにヨーロッパ人はアフリカ人に対する「憧れ」があったのではないだろうか? 黒人の肌を彩る黄色、グリーン、ターコイズなどの色鮮やかなビーズは、大航海時代にヨーロッパ人がアフリカ人たちに「朝貢」するため、彼らに似合う色を一生懸命考えて、ベネチアのガラス職人たちに発注したものだって知ってました? 遊ぶことに秀でた人たちは、働かないと神様は自分を愛してくれないと考えている自己評価の低い人間たちにとって、いつだって憧れであり(深層心理では)、でも、顕在的には自己規律や上昇志向のない、見下すべき存在なのだ。

 『ドリーム・ガールズ』でダイアナ・ロスを演じたビヨンセ・ノウルズが今度はエタ・ジェイムスも演じるが、本作の舞台は『ドリーム・ガールズ』よりさらに古い。ポーランド移民人の「けったいな男」レナード・チェスがシカゴのサウス・サイドでバーを黒人音楽を演奏するナイト・クラブを開店したのが1947年。当時は公民権運動なんて想像もされてなかった頃。

 音楽を聴いていて思ったのは、彼らが作ってきた音楽はすごいけど、白人が「ぱくった」彼らの音楽は、やはり人口に膾炙する魅力を秘めているということ。本当のR&Bファンから見るとそんなのミルクを混ぜすぎのチョコレートのように邪道なんだろうけど、私にはそれがやっぱり心地よい。その作られ方は不幸であったにせよ、「父なるもの」「母なるもの」両者が融合しないとクリエイションは生まれないのだ。マイケル・ジャクソンはひとりでそれをやろうとして、全部をしょいきれなくなってしまったのだろうか。

2009.8.15 新宿ピカデリー、恵比寿ガーデンシネマで公開
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by ropponguimovie | 2009-07-01 10:20

トワイライト

2009.4.4公開。
公式サイト
http://twilight.kadokawa-ent.jp/top.html

女子映画だよなー。キャサリン・ハードウィック監督、いい作品にめぐりあったな~
(彼女の作品が007の新作を抜くなんて、誰が予想しただろうか?
女性監督の興業収入記録塗り替えだそうだ)

女子高校生が恋した「道明寺」みたいな同級生が吸血鬼だった、

もうこれだけでやられちゃいます。

原作から何から全部読みたいぐらいファンになっちゃいました。
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by ropponguimovie | 2009-02-18 22:58

『スエリーの青空』ほか

2007年後半に印象深かった映画です。

『スエリーの青空』
『PEACE BED アメリカ vs ジョン・レノン』
『タクシデルミア』
『ぜんぶ、フィデルのせい』
『北極のナヌー』
『アース』
『ジェシー・ジェームスの暗殺』
『ハーフェズ ペルシャの詩』
『胡同の理髪師』
『明日への遺言』
『カンナさん大成功です!』
『サラエボの花』
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by ropponguimovie | 2008-02-11 18:41

今週、いちばん癒せる映画! 号外『7月7日のチケットプレゼント』


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今週、いちばん癒せる映画! 号外『7月7日のチケットプレゼント』

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 メルマガご購読、ありがとうございます。
 このメルマガは、今週公開される映画の中から,
「この映画は癒される!」という視点に絞って1本を紹介するマガジンです。


 先週、メルマガ発行をさぼりましたお詫びも兼ねまして……。
 チケットプレゼントをします!
 それも、1枚のチケットで、8本もも見られるという、すごいチケットです!
(ただし、7月7日、1日限り限定のチケットです)

 しかし!
 この映画を強くおすすめするか、というと、しません
(プレゼントするっていってるのに……)

 でも、正直言うと、そうなんです。


 どうしてかというと……。
 この映画たちを見ると、本当に人生変わっちゃうんです……。


 ある自己啓発セミナーの広告で、「人生を変える準備ができている人だけ
来て下さい」というのを見たことがありますが、そんなもんじゃないんです。
 

 でも、芸術というのは、本来そういうものだと思います。
 また、映像というものも、そいうものを撮影できたら本望というか……。


 「東京平和映画祭」って、そういう映画祭なんです。
 私自身、一昨年にこの映画祭の取材をしたことは、人生の大きな転機に
なりました。
 公式サイトは↓
http://www.peacefilm.net/


 「へいわ」という言葉からむしろ正反対の、厳しい現実を見せる映画が並びますが、
私たちの健康、環境、人権、について、知ることが大切だと感じさせられます。


 このチケット(1枚3500円)をプレゼントします。
 このメルマガの読者が現在55名で、地方在住の方もいらっしゃると思いますので
けっこう高確率で当たりそうですよ。どうぞ応募してください。

以下は、情報です。応募要項はこの情報の下に書きます。

● ○ ● ○ ● 転送・転載大歓迎 ● ○ ● ○ ●

第4回東京平和映画祭のお知らせ
http://www.peacefilm.net/

7月7日(土)に開かれる今年の東京平和映画祭。テーマは、
「食、農業、エネルギー」「戦争と平和」「過去から未来へ」。
明日からの考え方、生き方のヒン満載。安い参加費で8本も
見られて超お得です。(2、3本見れば元は十分とれます!)

◆上映映画:
1.『食の未来』(D.ガルシア監督・2004年・90分):
  米国の遺伝子組み換え作物による食品支配の現状が分かる
2.『サルー・ハバナ』(井坂泰成監督・2006年・33分):
  都市有機農業で自給に成功したキューバをレポート
3.『戦争をしない国 日本』(片桐直樹監督・2006年・90分):
  憲法9条をめぐる今日に至る経過を克明にレポート
4.『軍需工場は、今』(小林アツシ監督・2005年・41分):
  日本の軍需工場で働く人々の現実が分かる
5.『911スペシャル』(きくちゆみ解説&映像・2007年・60分):
  911同時多発事件の真相とは? 映像と解説で綴る
6.『エンド・オブ・サバービア』(G.グリーン監督・2007年・80分):
  オイルピークとは何か?米国の郊外の生活はいかに?
7.『懐かしい未来』(ジョン・ベイジ監督・2004年・55分):
  ラダックの伝統的な文化から学び未来へとつなげるヒント
8.『地域から始まる未来』(レンダー・ワード監督・2004年・25分):
  グローバリゼーションのあり方を問う

◆日 時:2007年7月7日(土)開場9:30 開催時間10:00~21:00
 
◆会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター・
      カルチャー棟 大ホール(757名)
      渋谷区代々木神園町3-1 
      <アクセス>小田急線参宮橋駅下車徒歩7分
      http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html
◆参加費:29歳以下 会員1,500円・一般2,500円
       30歳以上 会員2,500円・一般3,500円
 ●一般チケット:チケットぴあ各店、電子チケットぴあにて好評発売中!
           [P -コード:552-982]
 ●『東京ピースフィルム倶楽部』に入会と同時にチケットを会員価格で購入可!
◆託児サービスあり。要事前予約。takuji@peacefilm.net
◆主催:「東京ピースフィルム倶楽部」
★【問合せ先】事務局:浅野 TEL:090-4459-3020 mail:info@peacefilm.net

● ○ ● ○ ● ○ ● ここまで ● ○ ● ○ ● ○ ●



☆☆☆応募方法☆☆☆

下のフォームをコピペして、
dress94infoアットyahoo.co.jp
にメールしてください。(アットを@に書き換えてください)

1 お名前
2 希望枚数(1枚または2枚)
2 住所
3 このメルマガをどこで知りましたか?

応募締め切り 7月2日(月)
3日の朝に抽選して、すぐに事務局から送ってもらいます。


なお、個人情報保護のため、いただいたメールは当選者に発送後、
すべて破棄いたします。個人で営業メールを送ったりすることはありません。
では、ご応募お待ちしております。


*******************************
「今週 いちばん癒せる映画」!」 号外   発行55部
出典を明らかにしていただければ、無断転載は可能です。
2007.6.29  発行
発行人・石塚とも
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by ropponguimovie | 2007-06-29 22:31

今週、いちばん癒せる映画 vol.25『それでも生きる子供たちへ』


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今週、いちばん癒せる映画 vol.25『それでも生きる子供たちへ』

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 5月30日に無事アメリカから帰国しました。
 現地では自己啓発セミナーに出たり、長年暖めていた書籍の執筆をしていたりしていたので、ほとんど映画が見られなかったのですが、(『スパイダーマン3』をまだ見ていない! なんか評判悪いみたいですねえ…)、大変充実した時間を過ごすことができました。
 そして、6月日本で公開される映画はオススメが一杯なので、執筆も楽しみです。


 そんなわけで今週のオススメは…
 『それでも生きる子どもたちへ』

 http://kodomo.gyao.jp/


 いやー、これがねー。
 「嗚咽」しちゃったんですよー。ただの「号泣」じゃなくて「嗚咽」。

 試写室で号泣することはよくあるんですけど、「嗚咽」しちゃったのは初めてです。
 試写室中に「ひくっ」っていう声がひびいちゃった…


 リドリー・スコット、スパイク・リー、エミール・クストリッツァら気鋭の監督が撮った、7編の「子供」を主人公にしたオムニバスです。
 原題は All the invisible Children すべての見えない子供たち、 ですが、意味からいえば「すべての『大人には見えないことになっている』子供たち」という感じかな? 貧困、搾取、紛争、そして大人の都合で運命を振り回される子供たちが、それでも遊び、たくましく生きていく姿を描いています。

 で、私が号泣しちゃったのは、7編のうちの最後、ジョン・ウー監督の『桑桑(ソンソン)と子猫(シャーマオ)』なんです。
 ジョン・ウーで泣くかあ? と思う人もいるでしょうが、この作品、他の評論化筋でもやはり同じ(泣けるという)評判みたい。ドラマ巧者は何をとっても結局うまい、というか……。

 
 というか、この7つの作品のうち、どれをどういう順番でもってくるか、監督同士で話し合って決めたのだと思いますが、ジョン・ウーの作品を「最後にしよう!」と決めた監督全員が偉い。彼らもみんなドラマ巧者である証拠。


 というのも。
 他の作品は、「親がいない」とか、「貧しい」とか、「病気」とか、不幸の原因がある種、ベタなんです。
 ジョン・ウーの作品だけが、「ものすごくお金持ちなのに不幸」な子供が出てくる。
 人間というのは勝手なもので、どんなに「気の毒」とわかっていても、ステレオタイプの不幸を見せられていると、だんだん飽きてきます。でも、もちろん貧困は不幸ですが、「お金持ち」という、境遇の中でも不幸な子供はもちろんいます。「お金持ちなのに忘れられている子供」は、他人からは「お金持ちのくせに」と同情されない分、余計不幸だったりします。こういう子が出てくると、すごく新鮮です。
 それに、「お金がないけど愛されている子猫(シャーマオ)」がからむから、この話、いっそう泣けるんです。


 ウー監督もべた褒めしてますが、キャストの二人がめちゃめちゃ良い。裕福だけど愛のない家庭で育った桑桑(ソンソン)訳のザオ・ツークンは、上品なクール・ビューティ。そして、捨て子だけど、拾ってくれたやさしいおじいさんと暮らす子猫(シャーマオ)役のチー・ルーイーがねえ。。。。ほんとにほんとに可憐! 垢で汚れた顔、歯並びの悪さも最高!



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「今週 いちばん癒せる映画」!」 vol.25  発行49部
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2007.6.8 発行
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by ropponguimovie | 2007-06-08 22:59

今週、いちばん癒せる映画 vol.24 ロサンゼルス滞在特集

今週、いちばん癒せる映画 vol.24 ロサンゼルス滞在特集

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 今週は、日本は公開映画が少ないので、レビューはありません。
 それから、来週からあと4週間アメリカにいるのですが、私のPCが無線LANとうまくつなげられないので、もしかしたら発行ができないかもしれません。
 6月には通常発行に戻りますので、それまで、楽しみにお待ちください。


 さて、4週間の滞在のあいだに映画は3本しか見られなかったのですが(しかも本当に英語がわからなかった…)、せっかくなので、1本ご紹介したいと思います。
 あまり癒せませんが、オススメです! 


 その名は『Blade of Glory』 和訳すると、「栄光のスケート靴」…あたりかな? 


 ものすごい単純です。ポスター見たらどういう映画かもうわかっちゃいます。セリフがわからなくても十分楽しめます。

http://www.imdb.com/title/tt0445934/

 かつてスケート界を追われた、犬猿の仲だった二人の男性シングルスケーターが、男同士ペアを組んで、世界大会に出場しようというめちゃくちゃなお話。

 女性しかない種目に男性が取り組む、という映画は日本の『ウォーター・ボーイズ』がありますね。スポーツじゃなくてダンスだったら、イギリスの『リトル・ダンサー』があります。
 こちらはカップル文化の国(若者はもちろん、おじいちゃんおばあちゃんも手をつないで歩くのは当たり前)。ですから、単に男女逆転しただけじゃなくて、男女のカップルによって演じられるものを男同士で、というのは、相当違和感あるはず。しかしそれだけに、この企画はスマッシュ! という感じです。
 映画館でも、みんな、腹を抱えて笑い転げていました。

 今回はこれでおしまい(笑)


 実は今、現地時間で5月3日の夜11時なのですが、明日の朝1番にチェックアウトしてNYに行くのに、まだパッキングしていないのです。
(しかも今眠い…)
 とにかく、東京に帰ったら、今まで以上にパワーアップして頑張りますので、今しばらくお待ちくださいねー。


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「今週 いちばん癒せる映画」!」 vol.23  発行50部
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2007.5.4 発行
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by ropponguimovie | 2007-05-04 15:22

今週、いちばん癒せる映画 vol.21『リンガー!★替え玉選手権』

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今週、いちばん癒せる映画 vol.21『リンガー!★替え玉選手権』

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 今週おすすめの映画、2本目。『リンガー!★替え玉選手権』


 ところで、マリナ・デル・レイ生活も3週目に入りました。
 どうして映画の英語はあんなに難しいんだろう? 今週も1本新作を見ましたが、10パーセントもわかんなかった…。


 さて、『リンガー!★替え玉選手権』の監督は『星の王子ニューヨークに行く』の脚本家ですが監督としてはデビュー作となるバリー・W・ブラウスタイン。が、この映画を終始リードしていたのは、製作のファレリー兄弟といっていいのではないでしょうか。
 彼らには、障がいをもつ親友がいて、彼らにも楽しんでもらいたい、という映画作りがいつも信条です。『メリーに首ったけ』のヒロイン・メリーにも障がいを持つ弟が出てきますし、その友人本人は、『ふたりはクギづけ!』でかなり重要な役どころで出演してました。
 しかしこの映画もぶっとんでる…。自分の殻が破れずうだつがあがらずにいる男が、それゆえに現金を作る必要ができてしまい、障がい者のふりをして、「スペシャル・オリンピックス」にエントリーするという話。競争相手は知的障がいがあるんだから簡単に勝てるだろう、それを、困った叔父貴が賭け事のタネにしていて、このギャンブルで一気に現金を稼ごう、というのです。


 宣伝会社の人が「日本のスペシャルオリンピックス関係者に協力を依頼したがうまくいかなかった」といってましたが、たしかに日本の認知度とアメリカの認知度は違いますから、日本関係者のとまどいも理解できないでもありません。日本のスペシャルオリンピックスをとった映画「エイブル」とは、あまりに毛色が違いすぎますもの…「エイブル」シリーズはそれはそれで名作ですけどね)
 スペシャルオリンピックス日本の公式見解はこちら。↓
http://www.son.or.jp/sys/index.php?mo=topics&ac=TopicsDetail&topics_id=87


 しかし、この「スペシャル」というところに、この映画のテーマが凝縮しています。


 映画は、「成功サラリーマン」になれない主人公・スティーブが、「俺はもう負け犬じゃない、俺はもう負け犬じゃない……、もう負け犬じゃないんだあ!」と、つぶやきから絶叫にいたるシーンから始まります。何をやってるかというと、彼は「キレるサラリーマン」になりたくて、職場の自分の席でイヤホンを使って自己啓発CDを一生懸命聞いているのですね。ところが、このCDを聞くことによって、彼は、「自分ではない何者か」になろうとしてしまっている。きっと、彼を「うだつのあがらないサラリーマン」にしていた自分の中の力こそ、「本当の自分であろうとする心の声」だったのでしょう。だって、彼は、その時点ですでにとても心のやさしい男だったのですから。


 そういえば、アメリカって自己啓発の本、いっぱい売ってるんだろーなー、と思って書店に行ってみましたら、それはもうすごかった(笑)。英語でself improvement っていうのですが、ものすごい場所をとっています。
 さらに「へえっ」と驚かされたのは、フェデックス・キンコス(出力サービスだけでなく、文房具も売っている)をのぞいてみたら、かなりいい場所に「自己啓発CD」の陳列台があったこと。封筒だのポストイットだの買うついでに、こういうのも買ってるのかなーと思うと、なんか笑ってしまう(でも自分も買いそう(汗))

 
 しかし、スペシャル・オリンピックス・アスリートの中に投げ込まれて彼がもっとも目の当たりにするのは、「みんな、とにかくひとりひとり違うんだ」ってことなんです。結構いじわるなヤツもいるし(笑)。いいたいこともちゃんと主張する。当たり前のことなんですけど。


 人間の成長の過程として、「それは個人の責任」というのが見えてくる、というのがあると思います。自分の選択とその結果は、家族のせい、とか、世代のせい、とか、障がいのせい、というのではなくて、それに対する反応は最終的には個体差なのだ、ということ。それが、「知的障がいはないけど、でも、健常者、と、ひとくくりにできないひとりの(彼なりの問題を抱えた)ボク」という主人公を、映画のシチュエーションは浮き彫りにしてくれるのです。


 それにしても、この、絶妙の笑いの感覚。いくら「特別扱いしない」といっても、この企画は絶対にファレリー兄弟じゃないとできないなあ。今回も感服です。大ファンです。

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「今週 いちばん癒せる映画」!」 vol.21  発行46部
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2007.4.20 発行
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by ropponguimovie | 2007-04-20 13:50

今週、いちばん癒せる映画! vol.17 『ブラッド・ダイアモンド』


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 ところで私、ただいまロサンゼルス近郊のマリナ・デル・レイというところにいます。
 最低1ヶ月、へたすると2ヶ月ぐらいアメリカにいる予定です。2ヶ月も留守して、東京に戻ったら果たして映画評論家として執筆できる媒体があるのか謎なのですが、文章修行ということで、思い切って来ています(ほとんど外出もせず、日本語の本を読み、書き物をしています)。
 昨年末ハリウッドに滞在したときは毎日のように映画を見ていたのですが、今回は、ちょっとそうもいかないようです(2マイルぐらいあり、遠い)。しかし、週末になったら、ぜひ、こちらかサンタモニカまで見に行こうと思います。


 さてさて、今週オススメの1本は、昨年末初めてアメリカに滞在したときにハリウッドで見た、『ブラッド・ダイヤモンド』です。


 私の英語力は、「流暢」というには程遠いので、この映画も、完璧にはわかっていなくて、日本に帰ってきてから他の評論家の方のサイトを見たら、「ああ~、ここわかってなかった」ということがたくさんあって、ちょっとがっくしきてます。
 例えば、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公アーチャーの出身地が、私は「南アフリカ」だと思っていたのですが、字幕付きによると「ローデシア(現在のジンバブエ)」だといっているそうです。ローデシアはダイヤ利権に絡んだ人種隔離国家ですが、南アフリカよりさらに一層複雑な歴史をもっている国で、その国で生まれ育ったアーチャーが、「人生カネ、人生ダイヤ」になってしまった背景は、さらにいっそう複雑であろうと予測されます。

 
 しかしながら、不完全な英語で見たほうが、良かった、と思うことも、いくつもあります。
一つは、細かいことがわからないので、かえって、物語の大きな骨格にしっかりとフォーカスが当たるということ。もう一つは、英語で見て、決して全部理解できていなかったのに、ちゃんと泣いたこと。字幕がなくても、かえって、残った五感で感情がダイレクトに伝わる楽しさ、というものを体験しました。さらに、終わった後、他の観客と一緒に、拍手までしました。これも、忘れられない体験です。


 さて、なぜ、私と観客は映画に泣いたのか? 拍手までしたのか?


 ここに、もちろん、この映画の「癒し」のポイントがあります。
 ついでに、『タイタニック』では無視されたレオ様が、今回本作でオスカーにノミネートされたポイントも。


 読者の皆様は「英雄(ヒーロー)」の定義をご存知でしょうか? 「英雄」というのは、「強い」「勇敢」というのが必要十分条件ではないのですね。英雄は実は「犠牲」を伴わないといけないのです。『タイタニック』のジャック君も、自分の人生を十分に生きて、最後は、それと同じ充実感をローズに味わってほしくて自分を犠牲にするから、英雄になりえるのです。


 今回、レオが演じるアーチャーも、最後に、ある、犠牲的選択をします。
 しかし、『タイタニック』のジャックと違うのは、アーチャーが、物語の最初はかなり自己中心的なヤツ、いわゆるアンチ・ヒーローであることです。
 アーチャーは紛争ダイヤの売人で、それが自分をアフリカ大陸(どうやらそこで生まれた運命を受け入れられないらしい)を脱出させてくれると固く信じています。
 途中、ジャーナリストのマディ(ジェニファー・コネリー)と出会いますが、「紛争ダイヤをなくしたいんなら、俺たちを告発するんじゃなくって、婚約のときにステキなダイヤをもらいたくてはしゃいでるお気楽娘たちを戒めろよ(多分そういった)」みたいなことをいったりします。


 しかし、最後に彼は変わるわけです。変わって自分を犠牲にすることを選ぶのです。
 そのダイナミックな変化に、つい、ぼろっときちゃうから、(しかも細かいことわかんなかったから?)思いっきり、拍手なんかしちゃったわけです。


 『タイタニック』はステキなお話でしたが、主人公にのみ焦点を当てると、彼の人格的な変化が小さい、という指摘が否めません。最初からいい子ちゃんなんですよね、ジャック君は。当時のディカプリオは、容姿がもっとも「王子様的」だったとき、つまりキャラが現実離れしていて、だからこそ「様」がついて呼ばれるようになってしまったのではないでしょうか。子役時代の彼の方が、当時よりはむしろ人間の葛藤を表現する役を演じていましたから。


 しかし、今回の彼は、風貌が実にふてぶてしい(笑)。レオに、もう「様」をつけることはできません。それは、彼はもう、『タイタニック』のジャック君のような、浮世離れした王子様じゃないからです。最近の彼はあごの周りに肉がついてきましたし、眉間にもしわが寄ってきましたが、そこがいい。俳優として、一段違うステップに上がった気がします。
 そして今回の「大きな人格的変化のある役」の方が、オスカーとしても評価しがいがあるように思います。


 彼とからむ、ジェニファー・コネリー、そして、ジャイモン・フンスーもとてもいいです。ジェニファーは、信念はあるものの、とても冷静で、行動力のある女性ジャーナリストを演じています。ジャイモンは、反政府軍RUFの少年兵として拉致されてしまった息子をとりかえしたい猟師の役を演じていますが、ドラッグを使って洗脳されている息子(だから、父親だとわからず、彼に銃を向けてしまう)に、父親の情愛を示して語りかけるシーンも、ほろりときます。


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「今週 いちばん癒せる映画」!」 vol.17  発行43部
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2007.4.6 発行
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by ropponguimovie | 2007-04-06 16:40