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ある愛の風景

 『しあわせな孤独』のデンマークの女性監督、スザンネ・ビア監督の作品なのですが、公開が遅かった気がするなあ。今ごろ「アルカイダにヘリコプターが打ち落とされる国連軍エリートの夫」を描いても、ずれてる気がしてしまいますが…。

 美しい妻と娘、国連軍人(とても名誉ある仕事、というニュアンスなんだろう)というキャリア、すべてがそろっていた夫が、アフガニスタンに派遣される。軍人といっても前線の泥臭い仕事とは無縁だった彼にとって、そこで待っていたのはあまりに過酷な体験だった。 幸運にも彼は帰国するが、その過酷な体験を、彼のまったく違う人間に変えてしまった。やさしく温厚で軍人の鑑みたいだった男が、悪夢にさいなまれ、気がすさみ、妻と弟との浮気を疑い、そしてそれは事実になってしまう…。

 うーーーん、どうしても「今頃気がついたの?」って書きたくなってしまうんだよねー。彼が経験するのは、軍人としては当たり前のことなのに。それを知らないで軍隊に入ってしまった、ということ?
 でもきっと多くの軍人はそうなのかもしれない。っていうか、そうじゃないと軍隊なんか入れない? っていうか、両方の世界を知れた彼だからこそ、このようなドラマの主人公になれる?(軍人は「絶対死なない軍人」と「死ぬために雇われた軍人」に分かれている。昔はそうでもなかったみたいだけど)。
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by ropponguimovie | 2008-02-11 17:10 |

アヴリルの恋

 主人公アヴリル(ソフィー・キートン)が、なんてかわいい! 脱ぐシーンがあるのだけど、むっちり太っているのも素敵だ。

 主人公アヴリルは、赤ん坊のときに修道院の前に捨てられ、修道女となるべくそこで育てられてきた。21歳となったとき、彼女は先輩の修道女から、「あなたには本当は双子の兄がいる」と告げられる。
 本当は修道女になる前、聖堂にこもって一人きりで2週間の「行」をしなければならないのだが、先輩の修道女の「私がなんとかしておいてあげるから、そのあいだに行っていらっしゃい」というサポートを得て、彼女は兄を探す旅に出る。

 この映画は構成がきっちりしていて、この修道女や厳格な修道院長のあいだに、過去に何があったのか、どんでん返しが用意されている。
 
 自分の私物を土に埋め、名前も変えて修道女になる、という儀式。本当は絵の才能があるのだが、それを伸ばすことは最初からあきらめているアヴリル。双子の兄とフランクな恋人(男)。しっかりした構成と、「あ、素敵だな」と思わせる小道具との組み合わせがにくかったです。
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by ropponguimovie | 2008-02-11 16:55 |