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今週、いちばん癒せる映画 vol.23『ストリングス ~愛と絆の旅路~』



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 それでは『ストリングス ~愛と絆の旅路~』です。


 問答無用で公式サイトを見てください。(音楽つきなので読み込みに時間がかかるようです)。
http://www.stringsweb.net/p/index.asp
 映像と音楽がいかに美しいか。私はこれを見ただけでまた鳥肌が立ってしまいます。


 一体の人形を5人の人形師(ヨーロッパ各地から集められた精鋭だとか)が担当。糸の長さが一体につき5メートルにも及ぶとか


 カンヌで2005年に出品されて反響を呼び、日本版は脚本を長塚圭史、監督を庵野秀明が担当。
 声の出演は、伊武雅刀と小林克也ばかりが目立ってしまう感が否めませんが、セリフがいいので聞くに値します。


 人形劇というのは、人形劇だというだけで、特別な感慨をもたらすものです。
 公式サイトにもありますが、チェコ(プラハ)では、体制批判をするとき、人形劇で行ってきたという伝統があります。これは、「糸に操られる=自由」でないことを表しているからでしょう。
 このように、人形劇というのは、糸で縛られていることで自由を獲得していない=人間でない、というメタファーを示していることが多いのですが(『チーム・アメリカ』なんて、自由でないから責任もない、というわけで好き勝手やっている)、この映画では、反対なのです。
 その発想が、すごいのです。
 癒しがあるのです。


 この人形達は、生まれただけ(人形として形作られただけ)では、生きることができません。「糸があるから」生きていられるのです。
 糸(特に頭から伸びている糸)を切られると死んでしまうし、赤ん坊も母親の胎内から出て、天からの糸とうまく結び付けないと、生き延びられないのです。


 私はこのシーン、見たとき、本当にほっとしたのです。肩から荷物が降りたというか。
 

 糸がついているときは自由な存在じゃない=人間として完全な存在じゃない、と思うから、人は、糸をはずそう=自由になろうとして、あれこれもがくわけですね。
 ところが、この「もがき」が人を一層苦しくしてしまう。


 この映画では、「糸」を「天から与えられた命」ととらえ、「人間は、自分の意思で生きているのではなく、天から与えられた命によって生かされているのだ」ととらえているのです。


 な~~~る~~~ほ~~~ど~~~。
 こんな発想、見たことないわ…。


  この映画では、「その糸を断ち切ること」ではなく、「その糸がないと生きていけないこと」を運命として受け入れることが、人間に課せられた仕事なのです。
 「糸」を「依存の対象」と考えれば、たしかに糸を切ろうとする努力は尊いことです。でも、「糸」を、「自分を生かしている超越的な力」と考えたら?
 その糸をどうとらえるかは自分次第。「自分をしばっているもの」と考え、糸があることを呪っていれば、生きることはとても苦しくなってしまうでしょう。しかし、その糸が、「自分が苦しまなくても、命の恵みを与えてくれるもの、私を助けてくれるもの」と考え、自分でごちゃごちゃ動き回るのをやめて(糸がからまってしまいます!)糸からの恵みを享受すれば、人は自然と良い方向に向かって進んでいけるのです。


 「シンクロニシティ(共時性)」は、このときに、次々と私たちの周りに起こってくるものかもしれません。


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「今週 いちばん癒せる映画」!」 vol.22  発行47部
出典を明らかにしていただければ、無断転載は可能です。
2007.4.27 発行
発行人・石塚とも
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by ropponguimovie | 2007-04-27 22:38 |