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2005年12月19日~12月28日までに見た映画

★はおすすめ印
◆は誰にでも勧めるというのではないが、個人的には問題作だと思っている印
□は、すごく期待していたのに、裏切られた~(怒)という印

『忘れえぬ想い』
 セシリア・チャン主演のヒューマン・ドラマ。
 2006年新春、渋谷シアターNにて公開

『ディック&ジェーン 復讐は最高!』★◆
別項参照。

『アブノーマル・ビューティ』
香港の姉妹ユニット「2R」を主演に、パン・ブラザースが製作。
パン・ブラザースって、耽美派ですよね。物語のスケールは
大きくないけど(←そのわりに謎解きの伏線を全然覚えてなかった)
テンポ良く怖く、美しい。


『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』◆
 トミー・リー・ジョーンズ初監督作品。主演もしている。
 本人はこの作品を「カウ・ボーイ・ストーリー」ととらえられることには違和感を感じているようだが、私はこうした「カウ・ボーイくずし」の物語が出てきたことに興味を感じた。
 12月17日公開の『ダウン・イン・ザ・バレー』もやはり「カウ・ボーイくずし」なのである。「くずし」というのは、本来あったカウ・ボーイの姿をどこかで崩すことで「人間の姿ってこんなものだよ」ということを描いた作品のこと。今のところ二つしかないんですけどね。
 あの暑さの中を死体を馬にくくりつけて何日も運ぶのはちょっと無理な気がするが…。
 2006年春、恵比寿ガーデンシネマ他で公開

『うつせみ』★
 キム・ギドク最新作。彼の作品なのに◆をつける必要がないほど正統派にまとまっている。今までの中で一番好きだった。
 どうも彼は違う時代に突入したらしく、この映画にはかつての激しさはない。むしろ感じさせるのはせつなさにユーモア感覚を織り交ぜる懐の深い見方だ。
 物語が奇をてらうことなくシンプルになったのもかつてと違うところ。「あっ」といわせるわけではない物語に、ただ、その語り口を細かく細かく彼の美意識を積み重ねてしっとりと見せている。
 なぜか、「田辺聖子の短編小説」と非常に似たものを感じさせた。同じことを感じる人がいるだろうか。
2003年3月 恵比寿ガーデンシネマにて公開

『好きだ』
 「資生堂マシェリ」「爽健美茶」などのCMを手がけた石川寛監督による最新作。
 現場では台本なしで、キーワードとシチュエーションだけが渡され演技する、という、撮影の方法らしい。プレスを見ると、何人もの出演者が「撮影の間は、相手役に恋をしていた」とコメントしている。
 海外では評価されたようだが、私には「微妙」が「薄味」と感じてしまった。よく、西洋人(舌のセンサーの感度が日本人より一桁低いらしい)が、「白米には味がない」といったりするが、それと似たようなものか?
 2006年3月渋谷アミューズCQNにて公開

『ジャーヘッド』★◆
 15年後に語られる湾岸戦争の事実。帰還兵の手記を、サム・メンデスが映画化。
 重厚な問題作だが、「結局アメリカは最後の最後まで商売したいんじゃないの?」などと思ってしまうぐらいしっかりした作品になっている。なんか、ローストチキン食べた後の骨でとったスープが頭の中に浮かんでしょうがなかった(うまい、という例えですよ、前日そうやって食べたんですから)。
 なお、この映画で重大な思い違いに気がついた。ジェイク・ギレンホールの瞳はブラウンだとずーっと思い込んでいたのですが、トビー・マクガイアと同じブルーでした。彼にもスパイダー・マンをやる資格はあります。「ジャーヘッド」という、つぼみたいに見える軍隊独特のヘアスタイルだから、よくわかったのです。
後日追記予定。

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by ropponguimovie | 2005-12-28 23:12

『ディック&ジェーン 復讐は最高!』★◆

 12月24日公開…って、時期が悪すぎる。ジム・キャリー、今年も割り食ってるなあ。内容だって、タイトルじゃぜーんぜん想像つかない。なにしろ、アメリカ屈指の消費活動家、ラルフ・ネーダーがカメオ出演だよ! 『ザ・コーポレーション』をハリウッド的に作ったらこうなるのでした。
 
 つまり、「肥大化した企業の欲望を笑え!」ってことです。ジム・キャリーは、まさに「姉葉」的な役回り。企業の広報部長として、経済番組で会社のいいところをしゃべりまくっているそばから、その会社の株は暴落。それは、自社株をもっていたオーナーが売り抜けていたから。翌日、会社は倒産。オーナーは一文も損せず(つーか大もうけ)、社員だけが割をくって失業。オーナーのやったことは完全に合法で手が出せない。自己責任社会のアメリカでは、個人年金を自社株にしていたりすると大変なことになる…。

 タイトルに「復讐は最高!」とありますが、誰に復讐するかというと、このオーナーに対してであります。これは、企業至上主義社会に放り出されていく日本の「下流」な人々にも、じゅうぶんに共感できる内容のはず。そういうこと、タイトルに全然盛り込んでいなくて、いいのかなあ。「企業社会、このままじゃすまさないぜ!」「持ち逃げ社長に、お仕置きよ!」。。。。さえなくてすまん。でも、そういう映画なのです。 それをジム・キャリーがやるのですからね。もうちょっとうまく宣伝してほしかったなあ。

12月24日より、渋谷東急他にて公開

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by ropponguimovie | 2005-12-20 23:38

12月第2週、3週に見た映画

★はおすすめ印
◆は誰にでも勧めるというのではないが、個人的には問題作だと思っている印
□は、すごく期待していたのに、裏切られた~(怒)という印

『スティービー』★◆
 2003年山形ドキュメンタリ映画祭で最優秀賞受賞。
 『フープ・ドリームス』のスティーブ・ジェイムズ監督が、かつて「ビッグ・ブラザー」をつとめた男性との、苦い交流を描くドキュメンタリー。
 2006.2.18~3.17 ポレポレ東中野にて期間限定公開

『マイ・アーキテクト』★◆
 20世紀建築の巨匠、ルイス・カーンの生涯を、息子・ナサニエル・カーンがおったドキュメンタリー。ナサニエルは、ルイスの2番目の愛人(3つめの家庭)の息子だった。
 2006.1.28~ 渋谷Q-AX オープニング・レイトショー

『スキー・ジャンプ・ペア トリノへの道』◆
 「デジハリ」の出世頭? 真島真一郎原案のDVDが映画化。
 試写室で他の人が冷める中、ひとりで笑い転げる…が、デジハリの作品って、いわゆる「正攻法」がほとんどないねー。世界と対峙するのは無駄とか、かっこ悪いと思ってるのかな?

『スタンドアップ』★◆
 『クジラの島の少女』のニキ・カーロ監督最新作。主演は『モンスター』に続きまたまた大熱演のシャーリーズ・セロン。
 1989年、ミネソタ州の炭鉱を舞台にした、集団セクハラ訴訟を主題にしたドラマ。『クジラ~』もそうだが、この時代に、こういうテーマを掘り当て、しかも、誰をも泣かす人間のドラマとして構築してしまうカーロ監督の演出能力に感服させられる。
 さんざん、女性達を貶めていた男達が、(よくもまあ、女が放水ホース握っただけで「握るのがうまい」とか考えつくよね~)、「彼女たちに共感しないことは、自分達もまた雇用主にいつそうされるかわからないということ」という視点に切り替わるパラダイム・シフトの瞬間の描写が見事。
2006.1.14 公開

『キング・コング』★
 別項参照

『美しき運命の傷痕』★◆
 『キング・コング』見た翌日にすごいもの見ちゃった~。『キング・コング』の100分の1ぐらいの予算で同じぐらいの映像パフォーマンスとドラマを見せちゃう。ヨーロッパ映画のポテンシャルに圧倒された。
 『トリコロール三部作』クシュトフ・キェシロフスキが撮らずに終わった遺作。ダンテの『神曲』をベースにした三部作のうち、『天国』は、トム・ディクティバがすでに製作しているが(『ヘブン』)、その二作目。原題は『L'enfer』つまり地獄。そして、監督は『ノーマンズ・ランド』のダニス・タノヴィッチ。彼の2作目です。
 「王女メディア」が背後にすける物語構成、三姉妹とメディア的母親役の4人の女優の素晴らしさ、計算された映像美、そここににじむユーモアとアイロニー。どんでん返しのラスト。重厚かつ繊細。本当に見ごたえある1本でした。

 実は、三姉妹の長女役のエマニュエル・ベアールを見たくていったのだが、エマニュエル・ベアール一人で、特撮で作り上げられたキング・コングと同じぐらいのパフォーマンスを見せてしまう。この世のものとは思えない(本当に特撮を上回る!)肉体、その肉体をただの「脱ぎたがり」にしておかない(そのへんが申し訳ないけどモニカ・ベルッチとは違う)、情熱的かつ複雑な感情を表現した演技。おそるべし、エマニュエル・ベアール。「男好きのする女」なのに、ビザなし滞在外国人を支援して逮捕されてしまうところもなんかも好きだ。フェロモンと人権運動は共存しえるのだ!

2006年春 Bunkamuraル・シネマ、銀座テアトルシネマにて公開

『闇打つ心臓』◆
 1982年に長崎俊一監督によって製作された8ミリ映画の幻の傑作、『闇打つ心臓』。このフィルムを下敷きに、当時のスタッフ、キャストが集合し、そのリメイクを撮っていく、けれどもそれはドキュメンタリーではなくドラマ、という、実験的構成。
 当時、自主映画の女王といわれた室井滋の迫力を堪能できる。エッセイなんかでは笑わすように書いてあるけど、(一度取材でお会いしたことあるけど、本当にいい人だった!)、彼女の「無頼派」としての本領が発揮されている。それに比べると、リメイクを演じる若いふたりは、美男美女だけど、「まだまだ~」という感じがしてしまう。上にエマニュエル・ベアールのこと書いたけど、女優の魅力って、ホント、わからない。
2006年 渋谷シネ・アミューズにてレイト・ショー

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by ropponguimovie | 2005-12-18 22:49 | 見た映画一覧(簡易星取表付き)

『キング・コング』★◆

 12月17日公開なのですが、フィルムの到着がぎりぎりで、完成疲労試写が11日。うわ、これはもったいない、って感じでした。ちゃんとした映画なのに、プロモーション期間が一週間しかないじゃん!
 お正月第一弾の大作系の中の中でも、量・質おなかいっぱいになれる一本。3時間8分と長いのは、この映画が「コングと恐竜との戦い」といったショウ的な要素と、「なんでこういう話か」というドラマと両方描いているからだと思います。『タイタニック』と同じで、大筋はみんなわかっているわけだから、それにトッピングするドラマに時間が割かれている。

 ピーター・ジャクソン、例の3部作のあとではこんなのお茶の子さいさい、っていうのはうそだけど、今までの3部作で培った知識がドラマ構成、撮影の両方にいかんなく生かされている。

 「美女と野獣」の最高のバリエーションである映画だが、正直、その意図するところは、いまだに謎である。(「コングが」ってことじゃなくて、「美女と野獣型物語」が。)ジャック・ブラックがはくラストのセリフは非常に意味深である。とくにこの映画は、悲しい映画であるだけに、単純な画面、単純なおお話にくらべて、非常に複雑な印象を残す。ちょっと、忘れられないラストである。

 恐竜との戦いシーン、巨大な虫が襲ってくるシーン(恐竜より怖かった)、など、映像技術を駆使して、「今の映画はここまで見せなくっちゃ!」と思わされるシーンの数々(これは監督、切れなかったでしょう。)とくに、ニューヨークでアンと再会したコングがセントラル・パークの氷の張った池の上を、お尻ですべり回るシーンは、『タイタニック』の船のへさきと肩を並べる名ラブ・シーンです(ラブ・シーンはばかっぽくてナンボ)。世界の恋人達よ、氷のはった池をはってもまねしないように!

 それにしても、自然の生き物であるコングをどくろ島から連れてきてコングを鎖で縛って、お金をとって見せよう、という人々のさもしさを描く映画を、セキュリティチェックでぴりぴりの試写室で見せられていることという二重構造に気がついて、なんだか考え込んでしまった。そんなコングのパンフレット見たら、監督がインクレブル一家のキャラクターがついたシャツ着て写真に写っていて、笑った。この人、ほんと、いい人だなあと思った。

(追記1)
 恐竜や大型の虫、想像上の気持ち悪い生き物などがぞろぞろ出てくるが、丸腰の人間って本当に弱いんだなあとと考えさせられる。あの大型の虫なんか、あんなのにやられたらひとたまりもないものね。
 しかし、それらのシーンは、人間が大脳の発達と引き換えに手にいれたものが、「やわらかい肌」であることを見せ付けた。どんなに毛むくじゃらの男でも、あの恐竜だのムカデだのの前では、赤ちゃんの肌のようにやわらかい。でも、その肌を使って人間は抱き合い、肌でコミュニケーションすることができるのだ。キング・コングと人間を隔てたものは、あの毛むくじゃらの皮膚である。なんだか、自分が人間の肌をもっていることが、とてもいとおしく感じられるシーンの連続でした。
 
 うーん、しかしこの映画では、もう一種類の「人間」が出て来るんだよな。うーん、あの「ジャングルクロベエ」みたいの、いかがなものか…。

(追記2)
 エイドリアン・ブロディは、恐竜に追われて逃げても、やっぱりナチスに追われて逃げているように見える。

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by ropponguimovie | 2005-12-15 09:33

『ロード・オブ・ザ・ウォー』★◆

 原稿まだ。ごめん。ニコラス・ケイジがうまいです。

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by ropponguimovie | 2005-12-11 23:49

『男たちの大和 YAMATO』★

雑誌「週刊金曜日」新年号1月6日発売)で、佐藤純彌監督のロングインタビューを担当しました。(実際にインタビューをしたのはオウム真理教を追ったドキュメンタリー『A2』の森雅之監督。私の仕事はテキストのまとめ)
 実は森さんはある雑誌からの執筆依頼がなければこの映画を見ようという気は起こらなかったそうだし、私もそうだった。森さんは新しい方の『戦国自衛隊』を見てがっくしきちゃって『亡国のイージス』も見に行かなかったそうだし、私も『ローレライ』でそういう気にさせられていた(『ローレライ』見なければ行ったかも。私は『亡国のイージス』は見たし嫌いじゃなかったから)
 しかし、一足先に試写を見た森さんが「恐れ入りました、参りました」という気持ちになって、主観金曜日でのこのビッグ・フィーチャーとして急遽取り上げることになったといういきさつ。(私はインタビューの前の日に依頼され、映画も見ずに東映撮影所でインタビューに立ち会う、という慌しいスケジュールだったのでした)

 森監督は、「このような戦争の悲惨さを描いた映画が、勇ましい宣伝キャンペーンとともに消費されていくことにいらだちをお感じになりませんか」ということを繰り返し質問していた。たぶんそれは、この映画の宣伝キャンペーンだけではこの秀作を見逃しただろう、という危機感からきたものだと思う。

 インタビューの3日後、私も映画を見て同じ事を感じた。私が反応したのはタイトルである。なにしろ見たらどっこい、内容は「男達の大和」じゃなかったからである。
 この映画は、当時の大和の最後の戦いの日々と、現代に残されてしまった人々(生き残ってしまった兵士や、その戦友の遺児)とのドラマとを、同時進行で描いている。で、現代のドラマの主人公は、生き残ってしまった神尾年少兵=仲代達也、戦後、戦災孤児を引き取ることに生きがいと見出した帰還兵の遺児=鈴木京香、広島の漁港で、いまひとつ将来が見えずにいる少年とを主人公にしている。つまり、老人と、女と、子どもである。佐藤監督は、ドラマツルギーからわざとこういう対立構図を作ったのだと思うが、この映画は主人公からして「男達の大和」ではない。「みんなの大和」である。でも、今回の宣伝キャンペーンは、あきらかに「男達の」といって見たくなるような人のみにキャンペーンをはっている。これは大変残念である。

 佐藤監督の演出は大変細やかである。本当にさまざまな角度から、人々の悲しみ、痛みを描いている。

 映画を見て私も泣いてしまったのだけれど、試写室で洟をすすり上げている年配の男性たちを見て、私は思った。私が泣くのはこの映画だけではないけれど、こういう映画でないと泣けない、という人々が、世の中には相当数いるのだと思う。そういう人たちがこういう映画を求め、「軍的なもの」を求めているのかもしれない。泣くために。唯一許された感情の解放の場を求めて。
 みんな、もっと泣くべきだよねー。映画なんて、そのために存在するようなものだもの。

 今回のインタビューは本当に面白いのでぜひ読んでほしいなと思っているのですが、結局、人を動かすのはイデオロギーじゃなくてドラマだなあと感じた。佐藤監督は、お会いしても非常に成熟した人柄を感じさせる人で、その視線が演出にそのまま生かされているという感じだった。
 重厚感のある、「戦争映画ってこうじゃなくちゃ」というエレメントがきちんと入ったいい映画です。

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(追記)
 ブログでいくつか『タイタニック』と似ている、という感想を読んだんですが、それは、話が似ているのではなくて、暗喩されているものが似ているからしょうがないかな、と思います。
 佐藤監督は、「大和」というのは日本近代史の象徴と感じた、とおっしゃってました。つまり、富国強兵で、しかもロンドン条約で戦艦の数が制限されため、「一つが多きければいい、強ければいい」というのが、日本が原爆で破壊されたのと時を同じくしてめちゃめちゃにされるわけです。それが未来とどうつながっていくかを描かなければ、救いようがありません。
 同時に、今思うと、『タイタニック』は、近代西洋の行方を暗示していたし、(技術におぼれ、沈むとか、結局助かったのは富める順だったとか)、ジャック・ドーソン君の人生がさらに西洋近代を暗示していたのでした。自由主義経済の中の一無産階級であった彼は、いちかばちかの賭けでアメリカに渡ります。その賭けにまあ、彼は敗れるわけです。しかし、その後、彼が花開かせたものがあった。それがローズの人生です。そこを描くのが、物語の物語であるゆえんなんですよね。

(追記2)
 「男たちがなぜ戦ったのか、いまいちよく描けていない」ことについて。
 これもまた一種の対立の構図だと思う。女達の欲望は簡単。「死んだらいけん!」 そこに理由はないし、理由がなくても共感できる。でも、この男達は、結局のところ、自分達にもどうして戦っているのか、よくわからないのだ。
 これは、ドラマとしては面白みが半減する。登場人物の行動のベクトルというのは、たとえ間違ったにせよ、理由があったほうがわかりやすい。例えば、「パール・ハーバー」のドゥーリトル作戦だって、(アメリカ人のくせに)「名誉の死を選ぼうではないか」なーんていわれると、「(全然共感しないけど)あなたはそう思ってるのね」ってことでドラマとしては納得できる。
 だけど、この作品の場合、もうしょうがないと思う。だって、そこに理由はないのだから。「国を守るため」とか「愛する家族を守るため」というのはやっぱりつけたしなのだと思う。だから、そんな理由では納得できないのだと思う。

(追記3)
 先週金曜日の「ニュース23」で、おすぎさんも、「タイトルだけで敬遠してたんだけど、見たらすごくいい映画だった」という趣旨の発言をしていた。みんなそう思うのねー
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by ropponguimovie | 2005-12-11 23:47

2005年11月第5週、12月第1週に見た映画

★はおすすめ印
◆は誰にでも勧めるというのではないが、個人的には問題作だと思っている印
□は、すごく期待していたのに、裏切られた~(怒)という印

『SAYURI』◆
 感想はこちら。TBもこちらにお願いします

『男達の大和』★◆
 感想はこちら。TBもこちらにお願いします。秀作。

『家の鍵』◆

『ロード・オブ・ザ・ウォー』★◆
 感想はこちら。TBもこちらにおねがいします。

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by ropponguimovie | 2005-12-11 23:26