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2006年11月第1週~第4週に見た映画

『ダーウィンの悪夢』 2006.12月(シネマライズ) ★★★★★
 別項参照。

『聞かれた女』 ★★★★
感想   蒼井そら初主演のAVじゃない映画(サスペンス?)。彼女の演技がいい、というか独特。ふつうの劇映画じゃない世界で育っているせいか、セリフ回しが、現代演劇と歌舞伎ぐらいちがうのだ。たとえば、語尾が変なところで上がったりするのだが、そちらの方が現実の日常会話に近い。
そして、90分以内、ビデオ撮影、低予算の中でもきっちり見せているエンターテインメント映画。『ティム・バートンのコープス・ブライド』についで面白い80分台の映画でした。
難点は、蒼井そらに比べて、男優の『華』がなさすぎること。彼らはAV男優さんなのかな? AVでは黒子に徹するのがが使命なのかもしれないが、普通の劇映画では彼らを見る楽しみ、というのも与えてほしかったです。


『ルワンダの涙』 2007年春) ★★★★★
『ホテル・ルワンダ』よりこっちの方がすごいと思います。別項参照。


『子宮の記憶』 ★★★
感想   藤田宣水原作。松雪泰子が『フラガール』に続いて熱演。その夫の寺島進(もちろんDV夫)が、いまさらですがぴったりすぎのうますぎ。

『パプリカ』 公開中 ★★★★

やっと見ました、今敏監督最新作。筒井康隆の原作(ひとりの女性の中にふたりの女性の人格が存在する)は、安野廣明監督版の『キューティハニー』みたい。狂っちゃった人の頭の中の描写がすばらしいです。余談ですが、主人公の名前が1980年に物故したジャーナリスト・千葉敦子と同姓同名。

『硫黄島からの手紙』 ★★★★★

感想  文句なしすぎ。その後、2.3日たっても各試写室がその話題で持ちきりであった、というぐらい、後々までエモーションをじわじわとひっぱる。 また、ジャニーズの中で演技系分野では目だっていなかった二ノ宮和也がとてもいい仕事をしている。


『ラッキーナンバー7』 ★★
ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス、ルーシー・リュー主演。これ、『12モンキース』みたいな映画なんだと思うけど、そこまで効果をあげていない気が…。


『インヴィジブル2』 2006年11月下旬) ★★
骨格のサスペンスを追うだけになってしまい、登場人物同士の感情の交流が何もないので、感情移入しずらかった。友情とかロマンスとかが前提にあって、透明人間になった人への痛みもわくのだと思う。

『ア・グッド・イヤー』 2007春 ★★★★
リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演の新作は、プロヴァンスを舞台にしたハート・ウォーミングストーリー。まさにワインのように「老成のうまみ」で作って見る人が落胆しないできばえ。相手役のマリオン・コティヤールが今までで一番きれいだった(ちょっとやせたかな?)とにかく脚きれい。


『スキャナー・ダークリー』 2007早春 ★★★★
 そうだよなー、リチャード・リンクレイター、一度はフィリップ・K・ディックの作品撮らなくっちゃねー。大好きなキアヌ・リーブスと大好きなウィノナ・ライダーのコンビも麻薬捜査官の話としてはぴったりだと思います。
「死者はゆめ生者のために存在してはならない。一方、死者はできるかぎり、生者を助けなければいけない」。麻薬常習者は死者でありながら生者である。そのどっちともつかなさのあいだで、登場人物も、現代人も揺れている。

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by ropponguimovie | 2006-11-25 20:20 | 見た映画一覧(簡易星取表付き)

ワサップ!

 ラリー・クラーク監督の新作。製作総指揮・シャロン・ストーン。

 こういう映画は見ていて勇気がいる。主人公達の境遇は非常にタフだ。でも、彼らの選択は賢いとはいえない。「ホームレスになる人は好きでそうしているのだ」「自助努力が足りないのだ」という主張をする人たちに、すばらしい裏づけを与えてしまうようなストーリー展開。
 
 でもその代償はあまりに大きく、ホームタウンをスケボーで出発した彼らが出て行くときは9人だったのに、帰ってくるときは7人になってた。恐ろしい話なのに、こんなふうにあっさり書かせてしまう展開ぶりはさすがラリー・クラークの残酷さ。

 彼らに誰が「知恵」をつけてやる? 自分をもっと悪くしない「知恵」を。
 そして、ビバリーヒルズに住んでいる連中にも、誰が「知恵」をつけてやる? 本当の意味で退屈から抜け出す「知恵」を。

 2007年1月、シアター・イメージフォーラムにて公開。
  
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by ropponguimovie | 2006-11-06 15:16 |

『SAW(ソウ)3』

 「2」のときはイマイチだなあと思っていたのだが、3になって俄然面白くなった。3が完結編で、私が1のときから抱いてきた疑問がきちんと解決されたからだと思う。
 その疑問というのは、映画を見た人なら誰でも抱くだろう疑問であり、逆にその疑問をあぶりだすことが実はこの映画シリーズに課せられたもっとも重要な「ゲーム」である。このゲームが提示されていたからこそジグソウは「20代の青年達が作り出したれレクター博士」になりえたのだと思う。
 その疑問というのは、「命の大切さを教えるったって、ほんとうに他者に『わからせること』がジグソウにできるのか?」そして「そんなことする資格がジグソウにあるのか?」という至極当然の疑問である。そしてこの疑問は、神(「運」とか「偶然」も含む)と人との境目はどこか、という普遍的な疑問を含んでいる。
(未完。公開後に補筆します))

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by ropponguimovie | 2006-11-01 23:24 |