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今週、いちばん癒せる映画vol.10『ドリーム・ガールズ』


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 すみません、先週、発行をさぼってしまいました…(平謝)

 そして、『ドリーム・ガールズ』の公開は先週ではなく今週でした…(平身低頭)

 先週公開のの『あなたにならいえる秘密のこと』の癒しのポイントは、「アーモンドの石けん」です。(手抜き)

 では、『ドリーム・ガールズ』の解説に行きたいとおもいます。

 まず、この映画の癒しポイントは、「ドリーム」ではなく、「ガール」の方にある、という点から始めます。

「ガール」の映画の泣きのポイントは、共通しています。

『スウィング・ガールズ』『フラガール』『カレンダー・ガール』、そしてこの『ドリーム・ガールズ』!

 そのポイントは…「やると決めたら、一直線!」なのですね。

「ガール」というのは、「ボーイ」以上に、世間の中で制約の多い存在です。その「ガール」が、「やる!」と決めた以上、どんな障害も跳ね返すまっしぐらさ! それに、見る人は、男も女も心打たれてしまうのです。

 そして、女の友情というものは、常に男が入ってくることで壊れやすい(笑)。日本製の「ガール」映画はそうでもないけど、今回の『ドリーム・ガールズ』はとくにそういうところがありますね。それを乗り越えて、友情を再構築していくあたりが、とってもフェミ好み♪でもあります。

(そういえば、女性雑誌編集者時代(女バンドブームの頃)、アマチュア女子バンドの女性が、「女の子バンドは男がらみで壊れることが実に多い」っていってた。今もそうなのかなあ)

 かつてのダイアナ・ロスが属したシュープリームスとモータウン・レコードから着想を得たこのミュージカル、当然、音楽がすばらしい。主演のビヨンセももちろん、ゴールデン・グローブで助演女優賞を日本の菊池凛子と競って勝った、ジェニファー・ハドソンの歌唱力がすごいです。
 また、ジェイミー・フォックス、エディー・マーフィなど、アフリカ系の俳優が渾身の演技を見せる!(デンゼル・ワシントンはいないけどさ)この作品への、並々ならぬ愛着も伺えます。

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「今週 いちばん癒せる映画」!」 vol.9  発行27部
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by ropponguimovie | 2007-02-17 00:03 | メルマガ

今週、いちばん癒せる映画vol.9 『バブルへGO! タイムマシンはドラム式』

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 さて、今週末(2月3日)公開の映画の中で、「癒せる映画」というのがなかなかありません。
 そして、来週末(2月10日)公開の映画では、「癒せる映画」が目白押し。
(来週は、『あなたにならいえる秘密のこと』と『ドリーム・ガールズ』のどっちにするか、考え中)
 そこで今週は、来週公開のなかからもう一本オススメの映画、 『バブルへGO! タイムマシンはドラム式』を紹介したいと思います。
 99年の『メッセンジャー』以来のホイチョイ・ムービー。公開劇場は日劇PLEXだ!

 さて、私は映画を紹介するときネタばれするのはポリシーとしてやってなかったのですが、この映画に関してはあえてしたほうがいいように思います(というわけで、ネタばれ拒否の読者様、今回は映画見てから読んでください

 2007年。財務省のプロジェクトで、フリーターの主人公(広末涼子)は、バブル絶頂期の1990年に戻ることになる。その任務は、当時の大蔵官僚を説得して、あのバブル崩壊を招いた総量規制を思いとどまらせること。ところが、総量規制の実施は、政府の「失政」どころか「陰謀」だった(一部の人だけが勝ち抜けるための…)。

 監督の馬場さんが、これを、エンタテインメントとして作ったらこういうストーリーを編み出しちゃったのか、多少チクリとやる意図があったのか、それは全然わかんないです。
 もしかしたら、純粋に「物語の法則」にのっとっただけかもしれない。「崇高な意思決定機関」が実は黒幕だった、っていう話は、過去にもあります。『アイランズ』と『アップルシード』なんて、まるっきり同じ話だものね。

 しかし、「物語の法則」にもとづいた結果だけだとしたら、それはそれで興味深い話。フィクションであるこの映画と、ドキュメンタリーである『911 ボーイングを探せ!』が同じ構造ができている。これは何?

 両者の特徴は、「不可避の事件であると思われていたことが、『この事件によって得をしたのは誰か?』を考えると、実は策略かもしれない」と考えさせるところです。すべてのサスペンスは、このパターンに基づいていますね。

 『911 ボーイングを探せ!』の内容を信じているからかもしれませんが、私はどうも『バブルへGO! 』も実は策略だったんじゃないかという今回の説を、信じてしまいます。
 なぜ? それが妙に信憑性あるから。 そして、「物語の法則にのっとっている、ということは、癒しをもたらすから
」なんです。

 なんでそんなところに癒しがあるかというと、物語の法則にもとづいて黒幕がいたということは、我々は物語の法則にもとづいて、その黒幕と戦うことができるからなんですね。

 馬場さんは、最後までブラック・センスを発揮していて、この映画は、せっかく黒幕と戦ったのに、あんまり救いのない終わり方をします。日本はバブル崩壊をまぬがれたんだけど、今度は別の危機の方に向かっていってしまうの。
 映画で、その主人公となる阿部寛に、「どういう未来が理想なのか、僕にもわからない」といわせています。つまり、観客にボールを投げてしまって、観客がその未来を想像できないと、やっぱり同じ不幸を繰り返すことになる(笑)。

 黒幕というのは、あくまで私たちの心の投影されたものであって、本当の黒幕は私たちの心の中にいます。
 この映画は、それを探し、それと戦え、といっているようです。本当か!(笑) あの頃を思い出してげらげら笑えっていっているだけじゃないのか?! 

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by ropponguimovie | 2007-02-03 00:07