宮崎駿監督最新作。
声の出演、倍賞千恵子、木村拓哉、三輪明宏 2004.11.20 全国東宝系公開。 宮崎監督は、前作『千と千尋の神隠し』を作った際、「10歳の女の子が読むものは、少女マンガに描かれているような愛だの恋だのといったものではないような気がするんです」ということをコメントしていた。 で、次に作ったのがこれ、ということは、「じゃあ、10歳の女の子が見る(あるいは宮崎監督が見せたい)ラブ・ロマンスってどんなものか?」という問いへの答えなのだろうか。 今回のプレスには、とくにそのあたりのコメントは無い。『千と~』が宣伝しすぎ、という反省もあって、なるべくおさえめに、しかも、感想は、観る側に自由に任せたい、という方針をとっているようだ。 原作を読んでいなくて比較できないのだが、(原作のダイアナ・ウィン・ジョーンズは、トールキンの直弟子だったファンタジー作家で、とくにフェミニストというわけではないらしい)、たしかに「これは宮崎好みなのかなあ」と思われる表現が見られる。木村拓哉が声を演じる魔法使いが、弱虫で、ナルシストなこと。90歳に変えられてしまうソフィーが、90歳になっても妙に太っ腹に落ち着いていることなど。 ストーリー的にはかなり破綻しているのだが、それは確信犯のようである。私は、ソフィーというキャラクターがかなり気に入った。
by ropponguimovie
| 2004-11-01 22:09
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